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笹間代表のコラム

人間の身勝手な「犬の順位づけ」

Yahoo!Japanで「犬の順位づけ」というキーワードで検索してみてください。

さまざまな「犬の服従本能」に関する話題のWebサイトがヒットします。参考になるWebサイト、参考にならないWebサイト、いろいろ散見できます。私自身、ペットに係わる仕事をしておきながら、愛犬をしっかり躾できていないなんとも慰めな状態なので、ついつい見入ってしまいます。

さて、私達一般の愛犬家にとって「犬の順位づけ」とは、上記の服従本能を指すことが多いのですが、こと犬の交配に係わる人々にとっては、少々違う意味合いに捉えられるようです。

前出の検索エンジンで「犬の服従本能」と検索すれば、少々興味深い内容のWebサイトがヒットします。(2008年7月10日現在)

それは、某全国紙のニュースサイトの記事です。 著作権に抵触しそうなのでコピペは控えますが内容を簡単にまとめますと、

「秋田犬とその血統を保存する某社団法人に対して、文化庁が、犬の順位をつける展覧会を開かないように申し入れている・・・」というような内容です。

なんでも、展覧会の成績で取引価格が変わりその審査過程や結果をめぐってトラブルが絶えない・・・
審査の不正から暴力沙汰になったり、闇の団体とのの関与も取りざたされる・・・
など、かなりキナ臭い状態になっていることに、さすがの文化庁も業を煮やし指導に動いた、ということだそうです。 そして、その文化庁担当者は、天然記念物の秋田犬を序列付けする必要がるか疑問を抱いているようです。

天然記念物であれば、種の保存を考えた血統管理は大変重要なことです。少々大げさでな話ですが、血統管理されない放ったらかしの状態で異犬種間の交配を放置すれば、天然記念物指定どころか、その犬種自体がいなくなることも考えられます。犬種ありきの天然記念物なのです。

一方、その希少価値を商売とし生活の糧を得ることは、法的に許されていることでありますから、法治国家の日本において間違った行為ではありません。ただし、そこに恐喝や裏取引から不正に利益を得ている人間がいることは許されるはずがありません。

それ以上に、不正の元に間違った血統管理が行われ、その結果から、人間が新たに勝手に作り上げた価値の上で交配が行われる。その繰り返しが延々と続く。
いったい、彼らは何をやっているんでしょうか。

犬は、群の中で生き抜くために順位をつけます。

さて、彼らは何のために順位をつけるのでしょうか。
血統の保存?
それとも自己利益?

「生」を弄ぶ行為を、神はきっと見ているはずです。 そうでも思わなければ、わんちゃんたちがあまりのも不憫でなりません。

コラム著者:笹間健史

(株)ペッツ・マーケット・サービシズ代表取締役