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笹間代表のコラム

愛犬にも大災害の備えが必要

中国四川の大地震による被害の大きさは、既にご承知と思います。

私自身、最近子供が出来たこともあり、 報道の中で、死亡者で特に学校の下敷きになった子供が多かったということを知り、そして泣き叫ぶ父親母親の映像を見て、本当に辛く悲しい気持ちになりました。

そして、小さな扱いのニュースではありますが、「飼育されていた犬が野犬化して瓦礫の街を徘徊し大変危険」という、愛犬家にとっては非常に残念な状況でもあることを知りました。

着の身着のままで逃げ出した方々に対して、「家族である犬を連れて逃げるのは当然だ!」と声にして言うことは可能ですが、もし自分自身が同じような状況に置かれた場合、果たして愛犬を連れて逃げ出すことが出来るのでしょうか。 「もちろんだ!」と、この場では言えても、実際の所はどうなるか解らない、というのが本音だったりしないでしょうか? パニックになっている愛犬を救うどころか、家族、あるいはそもそも自分自身が逃げ出せるのか・・・。

震災に対する備えに関しては、人間に対する情報や物は、多く用意されていますが、 では、自分の愛犬のためにどう備えるべきでしょうか?

まず、当たり前ではありますが、逃げ出して徘徊した場合の対処です。

「鑑札」や連絡先の書いた「ネームタグ」を常にぶら下げておく、ということが重要です。室内で飼育している方にとって、室内では首輪ははずす、ということが多いかと思いますが、地震でパニックになった愛犬が暴走してしまうことは容易に想像出来るかと思います。 同様に、ICチップの埋め込みや、DNAの採取など、各種個体識別のサービスを利用しておく、というのも確実かと思います。

そして、次に食事の問題。

震災時は、物資が不足することが想像されます。人間の食材でさえ手に入りにくい訳で、犬のために食事を出す、ということが難しくなる可能性があります。 そういった場合に、例えば「手作りフードしか与えない」とか、「フリーズドライの某フードじゃないとだめ」などの偏食を許す育て方をしてしまうと、その時に手に入る物の中で愛犬食事をやりくりしなければなりませんから、愛犬はもちろん人間にとっても非常にストレスとなります。ドライフード等何でも食べられるようにしておきたいですね。 できることなら、備蓄袋の中に、小分けしたドッグフードや日持ちするオヤツなども入れておきましょう。

実際問題、日々の健康食と、確率的に低い震災に向けた食事変更のどちらが重要だ、というとさすがに日々の食事となるでしょうから、あまり偏食させないで、いろいろな物が食べられるような育て方をすればいいと思われます。

その他にも「ケージの鍵は締めて寝ない」「名前を呼んだら確実に戻るように躾る」など、愛犬のための震災に向けた準備はいろいろ出来るでしょう。

日本は、地震大国です。 備えあれば憂いなし。 今からでも間に合うことを少しずつやっておくことは、 決して損なことはありません。

補足 このコラムを書き終え(13日)、翌週16日の更新アップロードを待つ状態の今日14日、 宮城県で大きな地震がありました。亡くなられた方もいらっしゃるようです。 被害が少なく済むことを祈っております。

コラム著者:笹間健史

(株)ペッツ・マーケット・サービシズ代表取締役