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笹間代表のコラム

犬にも「家族計画」を。2007年12月14日

犬の殺処分数
頭数
飼い主の持ち込み 144,371
迷い犬の捕獲 250,363
返還・譲渡 30,000
実験・払い下げ等 10,357
殺処分 280819
▲平成11年度保健所データ

楽しい行事が多いこの季節に水を差すわけではありませんが、ペット生体販売業者だけでなく、ペットに関わる全ての業者、そして飼育者は、この信じがたい数字から目を背けるわけにはいきません。なんの罪もないのに人間の都合で寿命を全うすることなく処分されて行く、犬や猫たち。自らがその大きな要因となっていることを自覚しなければなりません。

「かんたんに買える販売方法がよくない」「ブームをあおるマスコミが悪い」「無理な交配を繰り返すブリーダーのせいだ」「売れなければ処分するショップの責任だ」「可愛いペットを捨てる人の気持ちがわからない」

いろいろと声が上がりますが、これらのうちひとつだけが原因なのではありません。責任転嫁するのではなく、関わるすべての人間が意識しなくてはならないのです。

不幸な最期を遂げる動物たちを救おうと、ある人は「ペットシェルター」を開設して捨て犬の保護に努めます。ある人は「動物愛護団体」に加盟して、悪徳業者に対して指導を行います。 方法は人それぞれ。しかし目指すところは同じです。

誰もが「処分されるペットを減らしたい」のです。

そこで私たちにもできることを考え、たどり着いた答えが「ペット生体の流通を変える」ことでした。飼い主が求める必要なだけの子犬を供給することで、処分される犬をなくそうという考え方です。

供給者であるブリーダーは、ただ儲けるために子犬や子猫を次から次へと作り続けるのではなく、生産調整を徹底し、一頭の価値を高め、飼い主の誰もが満足のいくように努力しなければなりません。

ペットショップは、お客さまの見極めをしっかり行い、お客さまとペットのマッチング精度を高めなければなりません。それができなければ客は寄りつかなくなり、安売りをするようになります。飼育環境はさらに悪化し、結果としてお客さまは寄りつかなくなります。そして悪循環から、店頭に売れ残ったペットは廃棄処分されてしまうのです。

そして、お客さまがきちんと比較検討できる環境を用意すること。店舗陳列数に限りがあり、在庫を抱えるペットショップでは不可能です。少ない選択肢から衝動買いをすることでミスマッチが生じ、飼育放棄へとつながってしまうのです。 こうしたペット流通の抱える問題をともに解決し、ブリーダー、ペットショップ、お客さまの誰もが、殺処分される犬を減らすことを考えることが、問題を解決に導くことだと私は考えています。

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12月は、子犬や子猫が最も売れる季節です。

それはボーナスやクリスマス、買うための手段と動機には事欠かないからかもしれません。でも、犬や猫は電化製品ではありませんね。

20万円のノートパソコンでさえ、カタログ眺めて、競合機種と比較して、店頭に何度も足を運び、店員にあれやこれやと質問をして、そしてやっと購入するにではないでしょうか。 犬を飼うと言うことは、10数年一緒に暮らすことになる生き物を迎え入れるのです。

仮に長生きして18年生きるわんちゃんがいたとしましょう。一方、地方や都心に大学進学で出てしまう我が息子や娘がいるとしましょう。

大学進学を目指す彼らの年齢は、18歳。

極端な話、自分の子供と暮らす同じ期間、わんちゃんと暮らすことになるということを考えてください。 それでもあなたは、 「かわいいから。」「目があったから。」という理由で、子犬を買うことができますか? 売る側が悪い、買う側が悪い・・・。 善悪だけで責任を擦り付けあわず、現実を見つめていきましょう。

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

コラム著者:笹間健史

(株)ペッツ・マーケット・サービシズ代表取締役